睡眠時無呼吸症候群外来

SAS(睡眠時無呼吸症候群)外来

睡眠時無呼吸症候群は、睡眠中に呼吸が頻繁に止まる病態を言います。ご自分で気づかない患者さんも多く、調査によって結果はまちまちですが、軽症を含めれば男性ならば100人につき30-40人、女性ならば20-30人の有病率とされています(下図のAHI>5/hrで示されている群)。治療が積極的に必要な中等症以上方は(図のAHI>15で示されている群)、男性では100人につき10-20人、女性では5-15人とされています。つまり、自覚がないなどの理由で、潜在患者が極めて多い病気でもあります。

睡眠時無呼吸症候群では多くの方が肥満、高血圧、糖尿病、高コレステロール等を伴っています。日中の眠さや無気力などの症状は良く知られていますが、重症でありながら治療を受けないと心筋梗塞や脳卒中を発症する頻度が高く、10年後の生存率は治療を受けた方と較べて3割近く低いとされています。

といっても、ご自分で無呼吸の回数を正確に数えるのは難しいので、この病気ではないかと心配されている方には、スクリーニング検査(簡易検査: 自分で測定器を一晩つけて自宅で行う検査)をお勧めします。最近はスマホのアプリでも鼾を解析するソフトがあるので試されるのも良いでしょう。

大きないびき、睡眠中の無呼吸、日中の高度な眠気、集中力の低下等の症状があり、睡眠時無呼吸症候群の診療を湘南大磯病院でご希望の方は、呼吸器内科外来をご予約下さい。

睡眠時無呼吸症候群はどのような症状か

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